わかやま保育のひろば
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保育士とともに、「子育て支援員」も支える保育

お話を伺った施設
くまのの森こども園

お話を伺った
社会福祉法人 熊野会
くまのの森こども園 川根 紀美代 園長
          川根 啓輔  事務長
          田ノ岡 知代 副園長
          畑中 綾子  先生

お話を伺ったくまのの森こども園の先生方のお写真

保育士だけじゃない!こどもの育ちを支える「子育て支援員」

くまのの森こども園の先生方の話し合う様子の写真1

保育現場には保育士資格を持つ担任や副担任だけでなく、子育て支援員や保育支援者、調理員など保育士資格を持っていない職員がいます。

本園では、保育に関わっている職員一人ひとりの思いを大切にしています。 とりわけ子育て支援員は、国が定めた研修を修了し、こどもに関わる必要な知識や技術を身につけているので、担任や副担任と子育て支援員とがそれぞれの役割を担いながら一体となって日々の保育を進めています。担任や副担任は、子育て支援員の支えがあるからこそ、より丁寧な保育ができるのであって、連携しながら一生懸命こどもの育ちを支えています。

保育士とともに子育て支援員も力を発揮!

子育て支援員は、主に担任や副担任のサポート業務を担い、緊急時を除き、必ず担任や副担任の指示を仰ぐことにしています。例えば、担任が全体保育を行い、副担任が個別支援に入る場面では、子育て支援員は担任から指示のあったこどもたちに関わったり、次の活動への準備をします。また、保護者対応は原則として担任が行いますが、自ら関わったこどもの様子を伝える必要がある場合は同席します。

令和8年度からは、担任を中心に保育ができるような体制となるように、担任や副担任、子育て支援員それぞれの役割をより明確に整理しました。状況に応じて柔軟な対応が求められる場面もありますが、役割の線引きを園が示すことで、職員が迷わず働ける環境づくりに努めています。

くまのの森こども園の先生方の話し合う様子の写真2

子育て支援員がやりがいをもって働くことができるために大切にしている3つのこと

今まで本園で働いていた子育て支援員の多くは、保育士資格がなくても「こどもと関わりたい」という想いをもっていて、その熱意を大切にしたいと考えていました。そういった想いを持つ子育て支援員がやりがいをもって働くことができるように、3つのことを大切にしてきました。

1つ目は、“相談しやすい環境づくり”です。園長は、普段からどんなに小さな気づきでも相談できることが、こどもにとっての丁寧な保育につながると職員に伝えてきました。子育て支援員は、一人で判断して行動せず、担任や副担任の指示を仰ぐ立場ですが、こどものためにできることに気付いたときに、担任や副担任に相談できれば、保育にとってプラスになることもあります。例えば、子育て支援員が担任や副担任にこどもの表情や仕草について相談したことで、担任や副担任もこどもの体調の変化を確信することができました。担任や副担任、子育て支援員が一体となることで、こどもの状況を詳細に把握できるようになり、保護者への説明もより丁寧にできます。

2つ目は、指示を出すときは、「なぜしてほしいのか」という理由を添えることです。理由を理解することで、子育て支援員はその後同じような場面に遭遇した時に、自ら考えて、担任や副担任に提案できるようになります。こうした積み重ねが、子育て支援員の主体性を育むこととなり、園全体の保育の質の向上につながると考えています。

3つ目は、「~してくれて助かったよ!ありがとう!」という感謝の気持ちを伝えることです。言葉にして伝え合うことで、職員は自分の働きが認められていると感じることができ、子育て支援員も自信を持ってこどもと関わることができます。自分が役に立っていると実感できることは、大きなやりがいにもなります。

子育て支援員がやりがいをもって働くことができるために大切にしている3つのことが記載された画像
記載内容
1“相談しやすい環境づくり”を大切にすること
2「やってほしいこと」には理由を添えること
3感謝の気持ちを伝えること

「この仕事をしていて本当に良かった!」と思えるような保育をこれからも!

子育て支援員から保育士になった畑中先生の写真

本園では、「これからどのように現場で働いていきたいか」といった職員一人ひとりの想いを大切にしています。資格のない職員が子育て支援員の研修を受けてステップアップすることもあれば、子育て支援員として経験を積んだ後に保育士資格を取得し、活躍している職員もいます。

これからも、職員が日々の保育の中で、気軽に相談し、学び合いながら働ける環境づくりを続けていきたいと考えています。そして、職員一人ひとりが「この仕事をしていて本当に良かった!」と思えるような保育を、園として大切にしていきたいと思います。

実際に働いている先生の声

畑中 綾子(りょうこ)先生
園の調理師として勤務後、子育て支援員として勤務し、2年の実務経験を経て国家試験で保育士資格を取得。現在は保育士として園で活躍中。

子育て支援員として働いていた頃は、職員の皆さんのおかげで気づいたことを気軽に相談できましたし、それが保育に役立ったときは本当に嬉しかったです。

特に、「これしてくれて助かりました!」と言ってもらえたことや、こどもの成長を一緒に喜べた瞬間は今でも印象に残っています。

ミーティングにも常に参加させてもらい、チームの一員として関わることができたことも大きな経験でした。自分の役割が明確にされていて、安心して動けたのもありがたかったです。 支援員として働く中で、いろんな先生方のお手本を見て「いいな!」と思った対応を吸収してきたことは、今の保育士としての気づきにつながっています。支援員としての経験が、今の私の土台になっています。

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