外部講師・職員と連携した“こどもの育ちを考えた保育”
お話を伺った施設
堅田保育園・堅田第二保育園
お話を伺った人
社会福祉法人 堅田保育園
堅田保育園 笠原 麻里 副園長
堅田第二保育園 庄司 愛 園長

管理職が積極的に研修会に参加し、情報を収集。

本園では、“こどもにとっても、保護者にとっても満足のいく保育”を目指し、体操サーキットあそびや時計・百玉算盤など様々な保育を展開しています。
保育は、時代の変化を捉えながら展開することが重要です。そのため管理職は、積極的に保育に関する研修会に参加し、こどもにとって良い経験となる取組を学んでいます。
また、学んだ保育の中で、本園に必要な保育であると感じたものは、職員に共有して実践できるよう工夫しています。
外部講師から指導方法を学び、職員は自信を持って保育を展開!

本園では、園内研修として外部講師から指導方法を学ぶ機会を設けています。新年度に向けて、3月は園内研修の回数を増やしていて、4月から入職予定の職員も研修に参加し、園の取り組みを学ぶことで不安感が解消され、入職後の円滑な保育が可能になります。
新年度が始まってからは、3か月に1度、同じ外部講師が園内研修を実施し、職員の指導方法が自己流になっていないか確認してもらうほか、保育の相談にも応じてもらっています。外部講師から専門知識を学ぶことで、職員は自信を持って保育を展開することができています。
また、英語あそびや楽器指導、絵画製作の指導などは、専門の外部講師が保育を展開することで、より充実した保育内容となっています。
職員全員がどのクラスの保育も携われるような体制を構築!

本園では、職員会議の際に各クラスの取り組みを積極的に共有し、展開している保育の状況を職員全員が把握できるようにしています。園内研修でこどもの指導方法を学び、職員会議でクラスの状況を把握することで、職員はどのクラスに入っても保育に携わることができます。
これにより、クラス担任が遅番の場合、他の職員がフォローにまわり、職員同士で連携しながら対応することができます。また、職員が保育中に気づいたことを担任の職員に伝えることで、次の保育に活かすことも可能です。このような体制をとることで、新人職員も保育に携わりやすくなっています。
担任をしているクラスだけでなく、他のクラスの状況を把握することは、こどもの成長を見守る上で、こどもにとっても職員にとっても大切だと考えています。
いろんな良さを組み合わせて行う“こどもの育ちを考えた保育”

保育を展開する上で、職員だけでなく専門的な知識を持つ人が関わることは、こどものより良い成長につながります。外部講師から学んだことを活かした保育と、外部講師が展開する保育、それぞれの良さを組み合わせることで、こどもにとって最適な保育を展開することができます。
これからも、園全体でこども一人一人に必要な関わりが持てるよう、職員が連携して保育を展開していきたいと考えています。
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