わかやま保育のひろば
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保育士自身が考える「楽しい保育」を実現できる職場づくり

お話を伺った施設
ポッポ保育園

お話を伺った人
社会福祉法人 ささゆり福祉会
ポッポ保育園 山下 高弘 園長

社会福祉法人ささゆり福祉会 ポッポ保育園 山下 高弘 園長

保育士自身が考える「楽しい保育」を実現できる職場づくり

保育士自身が考える「楽しい保育」を実現できるように、園長である私自身が保育を楽しむ姿を保育士に見せるなど、工夫しています。私自身、県外の保育施設で勤務していた経験がありますが、当時は思い描いていた保育とはかけ離れているものでした。地元に戻り、本園で勤務を始めた当時は、家族のようにこどもたちと過ごし、自然豊かな環境で散歩をしたり、地元の食材を活かした食事を取り入れるなど、「ポッポ保育園の保育はいいな」と実感することが多くありました。この経験から、ポッポ保育園で働く保育士には、楽しんで保育をしてほしいと常に思いながら、コミュニケーションをとり、保育活動に関するアイデアを提案しています。

大人が楽しくないと、こどもも楽しくない

私が保育を楽しむことは当たり前ですが、そんな姿を保育士に見せることで、「楽しい保育」を考えるきっかけにしてほしいと思っています。例えば、私は釣りが好きで、魚をさばくこともできるので、その特技を活かして、お誕生日会で“鯖の解体ショー”をしたことがあります。職員同士の雑談がきっかけで考え始め、実際に展開しましたが、私自身、特技を活かすことができるので「楽しい」と感じ、その気持ちが伝わったのか、こどもも実際に魚を触って感触を楽しんだり、魚の歯に興味を示したり、いろんな発見があって、「楽しい」と感じてくれました。こどもと「楽しい」時間を共有できたので、次は“太刀魚の解体ショー”を企画しているところです(笑)

「こんな保育をしてみたい」という保育士の声を増やすために

ポッポ保育園 保育士が展開する楽しい保育について

保育士が積極的に保育内容を提案できるように職場づくりをすることはとても大切だと考えています。例えば、職員配置の際に、たまたま2年間同じ年齢の配置になった職員がいたのですが、2年目には「こんな保育をしてみたい」という発言が増えたことがあります。このことから、職員配置の工夫次第で、職員の自発的な行動につながると感じ、今後も重視しながら工夫したいと考えています。また、保育士が積極的に保育内容を提案できるように、私から、「こんなことならできるよ」と素材を提供するように心掛けています。先日も、保育士からの提案で、本園の保育活動の特色である散歩の一環として、少し離れた球場まで歩き、集団遊びをして、園で作ったお弁当を食べるという保育を行いました。このように、保育士が叶えたい保育の内容を実現できるような職場づくりを行っています。

園全体で「楽しい保育」を作っていく!

保育士自身が考える「楽しい保育」を叶えるためには、事前準備や当日の対応など、職員同士の協力や話し合いの時間が重要になります。園全体の協力体制で保育士自身が考える「楽しい保育」を実現し、こどもと保育士が楽しい時間を過ごせることを重視した保育を展開していきます。

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