保育士の心と身体を整える取組(ポスチャーウォーキング)
お話を伺った施設
ポッポ保育園
お話を伺った人
社会福祉法人 ささゆり福祉会
ポッポ保育園 山下 高弘 園長

保育士が心と身体を整えるための「ポスチャーウォーキング」

本園では、保育士が自分の心と身体に向き合う時間を設けており、令和6年度から2か月に1度「ポスチャーウォーキング」のレッスンを受けてもらっています。「ポスチャーウォーキング」とは、心と身体の姿勢が良くなるエクササイズウォーキングです。こどもの前に立つ「先生」として正しい姿勢で歩くことはとても大切です。「ポスチャーウォーキング」の効果は、体の姿勢だけでなく、自分に自信がつくなど、心の姿勢も良くなります。レッスンを通して、保育士がこどもと全力で関わることができるように心と身体を整えています。
自分の心や身体を意識できる良い時間

「ポスチャーウォーキング」は、子育て支援センターの活動でお世話になっている方に講師となってもらっています。レッスンを受けた後は、身体のことで気になることを講師に相談する先生もいます。保育士にとって「ポスチャーウォーキング」は、気分転換や自分の心と身体を意識する良い時間になっています。レッスンで教えてもらった歩き方や姿勢は、保育中に思い出し、自然と心掛けるようになっています。
楽しい保育の仕事を長く続けるための職場づくり

保育士が保育の仕事を長く続けられるためには、働く時間の中で自分の心と身体に向き合う時間を大切にする必要があります。管理職としては、日々、慌ただしい保育の中でのレッスンは、逆に先生の負担になっていないか?と気にあることもあります。ですが、忙しいときこそ、仕事を切り離すべきで、レッスン中は他の保育士がフォローしてくれているので、レッスンの時間でリラックスしてほしいと考えています。今後も、保育士が自分の心と身体と向き合いながら、楽しい保育の仕事を長く続けられるように職場づくりの工夫をしていきたいと思っています。
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