放課後児童支援員とは?
放課後児童支援員とは、2015年度より新しく創設された専門資格です。
放課後児童クラブで働くためには必ずしも資格は必要ありませんが、2015年4月以降、支援の単位(おおむね40人以下)ごとに2名以上の放課後児童支援員を配置※することが義務付けられるようになりました。
※放課後児童支援員2名のうち1名は補助員での代替が可能となっています。補助員は、支援員の資格は必要なく、支援員をサポートする職員です。
放課後児童支援員になるためには?
和歌山県が実施する「放課後児童支援員認定資格研修」を修了することで、放課後児童支援員の資格を取得することができます。
研修を受講できる人はどんな人?
誰もが受講できる研修ではなく、次のいずれかの条件に該当する方が研修を受講できます。
「放課後児童支援員認定資格研修」を受講できる条件
- 保育士の資格をお持ちの方
- 社会福祉士の資格をお持ちの方
- 高卒以上の学歴をお持ちの方で、かつ2年以上児童福祉事業に従事した方
※勤務経験については2,000時間以上がめやすとなっています。 - 幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の教員免許をお持ちの方
- 大学(外国の大学を含む)もしくは大学院で、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学のいずれかの専門課程を修了している方
- 高卒以上の学歴をお持ちの方で、かつ2年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した方
- 学歴を問わず、5年以上放課後児童健全育成事業に従事した方
和歌山県が実施する
「放課後児童支援員認定資格研修」について
概要
放課後児童支援員認定資格研修では、放課後児童クラブで働くにあたって必要な知識や技能を習得します。
申込方法
例年7月中旬ごろに県こども未来課のホームページにて申込案内を掲載します。
放課後児童支援員認定資格研修について | 和歌山県 (wakayama.lg.jp)
申込みは、お住まいまたは勤務する放課後児童クラブが所在する市町村放課後児童クラブ担当課を通じて行いますので、申込案内が掲載された後に、市町村放課後児童クラブ担当課に申し込みください。
日程
毎年9月~12月の4か月間で研修を実施します。
※月に1回、1回につき4科目を受講
会場
紀北会場(和歌山市)、紀南会場(田辺市)の2会場で開催します。
研修科目
カリキュラムは、6分野、16科目、24時間(1科目90分)で構成されています。
保育士や社会福祉士、教員免許をお持ちの方については、研修科目の一部が免除となります。
1.放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の理解
- 放課後児童健全育成事業の目的及び制度内容
- 放課後児童健全育成事業の一般原則と権利擁護
- こども家庭福祉施策と放課後児童クラブ
2.こどもを理解するための基礎知識
- こどもの発達理解
- 児童期(6歳~12歳)の生活と発達
- 障害のあるこどもの理解
- 特に配慮を必要とするこどもの理解
3.放課後児童クラブにおけるこどもの育成支援
- 放課後児童クラブに通うこどもの育成支援
- こどもの遊びの理解と支援
- 障害のあるこどもの育成支援
4.放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力
- 保護者との連携・協力と相談支援
- 学校・地域との連携
5.放課後児童クラブにおける安全・安心への対応
- こどもの基本的な生活面における対応
- 安全対策・緊急時対応
6.放課後児童支援員として求められる役割・機能
- 放課後児童支援員の仕事内容
- 放課後児童クラブの運営管理と職場倫理
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