藤並学童クラブ 久壽さん
お話を伺った施設
藤並学童クラブ
お話を伺った人
久壽 唯衣那(きゅうじゅ ゆいな) さん(放課後児童支援員)

放課後児童支援員の魅力は何でしょうか?

自分の得意なことを活かせる仕事というところが一番魅力に感じています。私自身、保育士を辞めてから放課後児童クラブで働くお話をいただいたときに、自分の得意なことを活かせる仕事だと聞いてとても魅力に感じました。体を動かすことと絵を描くことが好きなので、日々の保育に活かしています。運動は、ボール遊び、鬼ごっこ、鉄棒など色々な遊びをこどもと一緒に行います。また、こどもたちと絵を描いて遊ぶことはもちろん、月に一度、1か月のこどもの様子を支援員ごとにまとめている「元気っ子」というお便りのデザインをするなど、色々な場面で絵を描いています。
放課後児童支援員の仕事で楽しいと感じる瞬間はどんなときですか?

支援員から提供するもので、こどもたちが一喜一憂する姿を見るときに嬉しいなと感じます。例えば、夏休みにこどもたちはけん玉に挑戦して、できた級に応じた賞状を支援員から渡すのですが、賞状を初めてもらう1年生は、「よっしゃー!」とか言いながら喜ぶ姿がとてもかわいいです。ちょっとしたイベントを支援員から提供して一喜一憂するこどもたちの姿に胸キュンしています(笑)
保育士と放課後児童支援員では、こどもの年齢に差がありますが、戸惑いはなかったですか?
すごくありました。保育士をしていたときは1歳児クラスだったので、こちらからの働きかけがほとんどでした。放課後児童支援員になってからは、色々なことを経験して知識もある小学生相手なので、気持ちをしっかり聞いた上で対応する必要があり、保育士をしていたときとは対応の違いが大きかったです。初めは、経験がないので感情的に怒るしかできなかったなと振り返れば思います。当時、小学生だった子が、今高校生になってアルバイトに来てくれているのですが、「理不尽な怒り方をされた」と言っていました(笑)
今後、どんなことを進めていきたいですか?
学年を超えた縦の繋がりを深められる取組をしていきたいです。野球やドッジボールなど集団で遊びをするときに、今は学年単位で集まる場合が多いです。低学年も高学年も一緒に遊ぶことで、こどもが成長する機会になると思っています。学年に関係ない集団の関わりとして、月に1回、「みんな遊び」という活動をしているのですが、今は支援員が企画しているからか、どうしてもやらされている感が出てしまいます。それを、こどもたちに企画から準備、当日の進行までを任せてみたいと思います。そうすることで、普段の遊びももっと学年を超えた集団で遊ぶようになり、こどもたちそれぞれの成長に繋がるかなと考えています。
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