みんなの「やりたい!」がつまったイベントを!「学童 フェスティバル」
お話を伺った施設
特定非営利活動法人 はしもと学童保育の会
お話を伺った人
特定非営利活動法人 はしもと学童保育の会のみなさん

もっとこどもたちが主体的に参加できるイベントがしたい!

はしもと学童保育の会では、令和7年8月に初めての取組として「学童フェスティバル-夏祭りはじめました-」を開催しました。
このイベントは、法人内の20のクラブが合同で行う大規模な夏祭りで、1つの会場にこどもたちが企画・運営した出店ブースを集めたほか、行政等による催しやキッチンカーの出店もあり、にぎやかな雰囲気の中で実施されました。
きっかけは、「もっとこどもたちが主体的に参加できるイベントがしたい!」という支援員の想いでした。これまでも、オリンピックのように様々な競技を競うミニリンピック(コロナ禍には”Zoomリンピック”)やドッジボール大会など、合同イベントを行ってきましたが、運動が苦手なこどもは参加に抵抗があるという課題がありました。
そこで、各クラブで実施している夏祭りとは別に、新たにすべてのこどもたちが楽しめる“学童フェスティバル”を開催することにしました。
こどもが中心に。でも気づけばみんなでつくるイベントへ!

まず、令和7年5月に支援員による実行委員会を立ち上げ、イベントの方向性や実施日、会場などを決めて、その内容を各クラブに伝えました。各クラブでは、こどもたちが主体となって、自分たちのクラブで出店する企画を考え、支援員が「こどものやりたいことを、こども自身が実現できるようにする」ことを大切にし、必要な場面でサポートしました。
各クラブで準備が進められているとき、実行委員会では、イベントをより充実させるために企業にも協力をお願いしました。つながりのある企業だけでなく、これまで関わりのなかった企業にも声をかけました。取組を知った企業の方から「ぜひ協力したい!」ということで、景品などを寄贈していただきました。
さらに、保護者の方にも当日バンド演奏していただくなど協力していただきました。いろんな方が次々と参加してくれて、気づけば多くの人が関わる“みんなでつくるイベント”へと広がっていきました。


こどもたちが主体的にひらめきと工夫を!
準備を進めていく中で、こどもたちならではの悩みや課題もありました。
「お化け屋敷」を企画したクラブを例に挙げると、最初はイメージがつかめずにコンセプトづくりに苦戦していました。それでも、ネット動画を見たり実際に試したりしながら試行錯誤を重ねる中で「これだ!」というひらめきが生まれ、それを少しずつ形にしていきました。アイデアが具体化していくにつれて、こどもたちは増々主体的に工夫を重ねるようになり、楽しみながら準備を進めているようでした。また、この「お化け屋敷」は2つのクラブが共同で運営することになっていたので、こどもたちは、オンライン(Zoom)で打合せを行い、企画内容や進捗を共有しながら準備を進めました。
準備期間が長かったこともあり、「学校のこともあるし…」と気持ちが乗らなくなることもありました。そんな時は、支援員が写真や動画を見せたり、声をかけて興味が持てるように関わりました。クラブごとに進捗に差が出ることもありましたが、定期的に状況を伝え合い、お互いの工夫を参考にしながら進めました。
これからも、こどものたくさんの「やりたい!」を実現したい!

当日は、すべてのブースを無料で楽しめるようにしました。各クラブのこどもたちとその家族あわせて約1600人が参加し、会場はとてもにぎわいました。
こどもたちは、自分たちが考えたブースを嬉しそうに運営していました。
私たちは、どんなことでもこどもが主体的に行動できるように関わることを大切にしています。大人の都合でこどもの行動を決めるのではなく、「どうすればこどものやりたいことができるか」をこどもと一緒に考えながら進めていくことを心がけています。
今後は、文化リンピック(将棋やカードゲームなどの競技大会)にも挑戦していきたいと考えています。こどもたちがわくわくやどきどきを感じる機会をこれからもつくり、こどものたくさんの「やりたい!」を実現できるよう、私たちも工夫しながら一緒に楽しみたいです。
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