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HOME わかやまの放課後児童クラブを知りたい 好事例!特色を紹介!放課後児童クラブの取組 ICTシステムの導入(出欠記録、管理、保護者連絡など)

ICTシステムの導入(出欠記録、管理、保護者連絡など)

お話を伺った施設
かせだひまわりキッズ

お話を伺った人
一般社団法人 ひまわりキッズ
かせだひまわりキッズ 阪本 美佐子 代表理事、 阪本 基文 理事

かせだひまわりキッズ 阪本 美佐子 代表理事、 阪本 基文 理事

きっかけは、利用児童が増え、欠席連絡をメールで対応するのが難しくなった。

放課後児童クラブにICTを導入しようと考えたきっかけは、利用児童の増加でした。私が20年近く前に放課後児童クラブを始めたときは、5人くらいの利用でした。その頃は、保護者さんから欠席のメールが来たら、保護者さんに返信し、担当の支援員にメールを転送するという作業を繰り返していました。それから、放課後児童クラブの利用も年々増えてきて、地域の保育所と幼稚園の統廃合により、認定こども園ができてからは、さらに利用児童が増えました。当然、連絡をとる保護者さんの人数も増え、メールでは対応が難しくなってきたので、令和6年4月からICTを導入しました。

毎日、毎月の出欠状況を簡単に出力できるので、職員の事務負担軽減!

かせだひまわりキッズ ICTシステムの導入(出欠記録、管理、保護者連絡など)
Before
After

今までは、児童の入退室の際に、支援員が手書きで入退室時間を記録していました。延長料金などの計算のときには、記録の紙をめくりながら時間をかけて集計作業を行っていました。ICTを導入してからは、毎日の入退室時間を簡単に出力できるので、延長料金の計算は、かなり職員の事務負担軽減に繋がりました。また、児童の出欠状況は、毎日の職員会議で支援員から口頭で報告していましたが、ICTを導入してからは、簡単に一覧表で出力できるため、児童の出欠状況が記憶しやすくなったと思います。職員の事務負担が減ったので、児童と関わる時間も増えたと思います。

保護者さんの欠席連絡の負担も軽減!入退室の通知で安心!

保護者さんとメールでやりとりしていた頃は、保護者さん自身も、「夜遅くにメールしたら迷惑かな」と気を遣ってしまい、翌朝に忘れてしまうなんてことがあるあるでした。ICTを導入してからは、いつでも、気軽に児童の欠席連絡ができるので、保護者さんの負担も減っていると思います。また、児童の入退室は、保護者さんのスマートフォンに通知が入るので、保護者さんも安心だと思います。

それぞれの放課後児童クラブに合った機能を選んで取り入れることができる!

今では、連絡帳もICTで対応していますが、手書きの連絡帳を復活することも考えています。やっぱり手書きの温かみは大事だと思います。支援員も保護者さんも、手書きの連絡帳だとちょっとした相談事は書きやすかったでしょうが、ICTの文章はどこか硬く感じてしまいますよね。ICTを導入するといっても全ての機能を取り入れる必要はなく、自分たちに必要な機能を考えて、うまく取り入れることが大切だと思います。私達は、まだ本当に基本的なところしか導入していません。

ICTは、利用児童数が多い放課後児童クラブにおすすめ!

利用児童が少ない放課後児童クラブでは、ICTがなくても管理できると思いますが、利用児童が多い放課後児童クラブでは、間違いなく導入した方が良いと思います。コストもかかりますが、ICTは、職員の負担軽減に繋がり、放課後児童クラブとしての質の向上に繋がるので、ぜひ導入を検討してください。

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