小学校との連携
お話を伺った施設
藤並学童クラブ
お話を伺った人
一般社団法人 生涯学習支援協会
藤並学童クラブ 栗生 千佳 学童保育部長

小学校も放課後児童クラブも同じ児童と関わるので、うまく連携するべき!

小学校と放課後児童クラブで月1回ミーティングを行っています。私は元々、別の地域で放課後児童支援員として働いていたのですが、割とヤンチャな児童も多く、家庭環境が難しい児童も多かったです。放課後児童支援員として働いていると、保護者さんから児童に関して、色んな相談を受けることがあったのですが、ふと、「児童に関する保護者さんの心境などを、同じ児童と関わっている小学校と共有した方が、その児童への関わり方を考える上で、小学校、放課後児童クラブどちらにも良いことではないか」と思いました。すぐに小学校の校長先生に話にいくと、「それはありがたいお話です」と快諾してくれました。今の放課後児童クラブに勤務し始めたときにも、すぐに小学校にお願いに行き、快諾していただきました。
月1回のミーティングで、小学校、放課後児童クラブそれぞれの様子を共有!

小学校と放課後児童クラブで月1回ミーティングを行っています。ミーティングの前に、個別の児童の様子について、学力、友達関係、家庭環境など、気になることを支援員で資料にまとめます。ミーティング当日は、小学校から校長先生と教頭先生が出席し、それぞれの放課後児童クラブから支援員が1人ずつ出席します。ミーティングの内容は、校長先生と教頭先生から各担任の先生に、内容を共有していただいています。保育所とは違い、放課後児童クラブで過ごす時間は1日3時間程度と短いので、その分、しっかりミーティングをして、児童の様子などを共有することが、重要になってきます。
小学校と放課後児童クラブがしっかりコミュニケーションをとり、児童への関わり方を同じ方向性に!
小学校と放課後児童クラブの連携については、それぞれの考え方の違いなどから、うまく連携できていない話もよく聞きます。私が働く放課後児童クラブでは小学校とうまく連携できていますが、特別難しいことはしておらず、個々の児童のことをよく考え、コミュニケーションをしっかりとっていることが大切です。朝から下校時間までは小学校、下校時間から夕方までは放課後児童クラブと、過ごす場所は違っても、児童は同じです。その児童に関わる小学校の先生と放課後児童支援員の関わり方は同じ方向性であるべきなので、小学校と放課後児童クラブが連携し、同じ方向性で対応することで、さらに児童の成長発達に良い影響を与えられるので、ぜひ、和歌山県内の小学校と放課後児童クラブがうまく連携していけば良いと思っています。
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